兵馬俑

世界的に有名なお墓と聞くと、日本人はピラミッドや欧米のお墓を思い浮かべるかもしれませんが、隣の中国にも大規模なお墓が存在します。それは始皇帝が造らせた皇帝陵と兵馬俑です。実はこのお墓は昔から観光地であったわけではなく、70年代に入って初めて発掘されました。それまでは存在すら知られていなかったのです。始皇帝陵は非常に大規模なため、建設当時は40年前後を費やして完成に至ったと考えられています。地上で見えている部分はほんの一部で、地下に立派な宮殿が隠れています。ただ始皇帝陵の特徴はその規模に留まりません。どちらかと言えば周囲の兵馬俑の方が有名です。兵馬俑は始皇帝と共に埋葬される副葬品であり、人間の形をした像を指します。兵馬俑は眠る始皇帝の周囲に1万弱も埋められており、その数に圧倒される観光客は少なくありません。兵馬俑の凄いところは、その数だけではありません。驚くべきことに、1体ごとに表情や装飾品が異なっているのです。どれほどの手間を掛けて製作されたのかは想像できませんが、中国の技術の高さを物語る遺跡と言えるでしょう。さて、中国のお墓について見てきましたから、ここで韓国のお墓について触れることにしましょう。韓国は儒教が根付いた国ですから、お墓もその影響を受けています。土葬が主流であり、土を丸く盛ることでお墓と認識させます。何故土葬なのかというと、儒教では遺体は土に還り、魂がそこから天に向かうと考えるからです。つまり火葬してしまえば魂まで殺してしまうというわけです。基本的には家族単位で埋められるのが韓国の伝統であり、その点は日本と似ています。血族に対するこだわりが強く、家族皆が埋葬されるように広めの土地をわざわざ購入することもあります。ただ韓国も2000年代以降急速に経済成長したことで都市化が進み、最近は火葬を選択する人も増えています。火葬すれば広い墓地でなくても埋葬できますから、日本のように納骨堂に注目が集まっています。

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